組み合わせの法則

次のスーツ着こなしネタは、組み合わせの法則についてです。原則として、スーツ・ネクタイ・シャツの組み合わせのルールは「無地2+柄1」ということになります。

 

一番コーディネイトしやすいのは「スーツが無地・シャツが無地・ネクタイは柄物」、「スーツが無地・シャツが柄物・ネクタイは無地」、「スーツは柄物・シャツは無地・ネクタイは無地」という3パターンになります。これを外すと急に難度が高くなるのです。

 

「柄×柄」はやはり難しく、失敗する可能性も高くなります。いつかは試してみても構いませんが、少なくても新人のうちは「柄×柄」は避けた方が無難でしょう。柄を使う場合には、ストライプ柄が使いやすくてお勧めです。スーツをストライプ柄にしたら、シャツとネクタイは無地にすれば失敗は少なくなります。

 

カラーについては、「マローネ・エ・アズーロ」というのがあります。これはイタリアでの定番配色のことで、イタリアでは呪文のように言われています。「マローネ・エ・アズーロ」を訳すと、マローネは栗色、アズーロは空色です。つまりこの2色をものにすれば、着こなしが一気に洗練された雰囲気になるのです。

 

スーツと共に小物類にも注意を払いたいものです。ポイントはベルトと靴は同じ色にするということです。スーツ、シャツ、ネクタイのバランスが良くても、靴などからバランスが崩れることも多いのです。ベルトや靴などの革ものは、カラー統一させるのが基本です。カラーに加えて素材までできるだけ合わせたいものです。